病院で働いている人たちは、皆、何かしら資格を持って働いている人だと思ってはいないでしょうか。
医師が診察をしたり看護師が患者さんのサポートをすることを表舞台だとするならば、表舞台の人たちをサポートする裏方の人もいるのです。
そのサポートをする人の中にはバイトとして働いている人もいます。
そしてそういう人たちには資格を持っていなくてもなることができる場合があるのです。

例えば院内を衛生に保つために、外来や入院病棟など様々な場所を清掃する仕事や、カーテンの交換やシーツ交換をして新しいものに替える人。
リネン室で院内で使用されたシーツやカバー類、白衣や制服などのほつれやサイズを直したり、ミシンを使ったりする勤務や、入院病棟で患者さんを外来の診察室まで車椅子に乗せて案内したり、手術室まで送るなど移動のサポートをする人も資格がなくてもバイトとして働くことが出来ます。
また受付や会計などの事務作業をする人や、食事や入浴、排泄の介助も同様です。
ここに挙げた、資格のいらない病院内でのバイト勤務が可能な仕事はごく一部です。
この他にも、病院でできるバイトの仕事は多様にあります。

バイトとは、短期労働者の雇用形態の改善等に関する法律の通称である、パートタイム労働法で定められている、短期労働者に分類される雇用形態であり、この雇用形態には資格の有無は関係ありません。
そのため病院で働くには絶対に資格が必要だという誤った認識は捨ててしまっても問題ないでしょう。
バイトであっても所定労働時間や労働日数などの条件を満たせば、正社員と同様に社会保険への加入や、有給休暇の取得、福利厚生を受ける対象となります。